国内有名雑貨メーカー様からの在庫買取事例をご紹介します。
インバウンド向けの和風雑貨を生産しているメーカー様ですが、コロナウイルスの影響で2020年のインバウンドは壊滅的でした。
海外からの訪日客の減少の影響で、販売店の休業など商品が売れず過剰在庫になっていました。
2020年のインバウンド
コロナウイルスの感染拡大の影響から、訪日観光客が激減しました。
JNTOの推計によると、2020年6月の訪日外客数は2,600人にまで落ち込み、2020年上半期(1月~6月)の合計は前年同期比76.3%減の394.7万人にとどまった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が続いており、厳しい海外渡航制限や査証の無効化などの対策が続けられている。
【引用】JTB総合研究所:インバウンド訪日外国人動向
空港・航空会社も国際線の運休を行うなど、多大な影響がありました。
関西空港 新型コロナの感染拡大に伴って国際線、国内線とも運休や減便が東アジアから欧米路線に拡大し、運航本数は前年同期のざっと3分の1まで落ち込んだ。15日には国際線で搭乗客を乗せた便がゼロという事態も発生している。
【引用】ビジネス+IT:ついに運航ゼロも…「空港のコロナ危機」深刻さ増す、世界各社も混乱
インバウンド向け雑貨の大量在庫
今回のご依頼主は国内有名和雑貨メーカー様です。
完全インバウンド向けの雑貨を生産しています。
2015年以降の訪日外国人客数は右肩上がりで、2019年は3180万人でした。
2020年は東京オリンピックの開催予定で、前年を大きく上回る3430万人以上の訪日が期待されていました。
インバウンド向けの和雑貨も好調だったため、東京オリンピックを見据えて2020年は増産を行っていました。
ですが、2020年2月からコロナウイルスの影響で訪日客は激減、現在ではインバウンド収益はほぼ無い状態です。
国内免税店やお土産店へ卸をされていますが、コロナの影響で空港閉鎖、お土産店も営業中止で卸が出来ず、今年販売予定だった商品の余剰在庫分の買取依頼が来ました。
コロナウイルスが収束すれば上向きに変わるはずと、夏に解除されることを期待して在庫をぎりぎりまで持ち越したが、これ以上の持ち越しは危険と判断されました。
ラオックス(大手免税店)への卸しを行っていますが、国内店舗が大幅削減された影響が大きかったそうです。
ラオックスが6月末時点で運営していた24店舗のうち、大丸福岡天神店(福岡市)や沖縄あしびなー店(沖縄県豊見城市)など12店舗を順次閉店している。
【引用】日経新聞:ラオックス、12店舗を閉店 全店舗の半数
商品は全部で3万点ほど。
継続販売の商品もあるので、独自の販路制限を設けて一括買取りさせていただきました。
提携の卸売通販サイト、提携小売店舗、一部制限の卸しにて販売中です。
和風雑貨約3万点を平均単価200円で買取しました。