インバウンド向けお菓子メーカーの在庫買取事例


観光地で訪日外国人客向けに販売するお菓子を主に製造しているメーカーの在庫買取事例をご紹介します。
コロナウイルスの影響から観光地の売り場が閉鎖され大量の在庫が発生していました。

インバウンド客の減少


近年好調だったインバウンドですが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け訪日観光客が激減しました。

2020年7月の訪日外客数は、3800人(前年同月比99.9%減)

引用:日本政府観光局(JNTO) 訪日外客数(2020年7月推計値)
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/200821_monthly.pdf

2020年4月以降はほぼ100%の減少率が連続しています。

お菓子メーカーの在庫買取

ご依頼主はインバウンド向けに観光地で販売するお菓子をメインで製造しているメーカー様です。
コロナウイルス感染拡大の影響から、訪日する外国人客が激減しました。
航空便国際線の運休や観光地の売り場の閉鎖などの影響で、納品がストップし社内の在庫が急激に増加してしまったそうです。
2020年は東京オリンピックの開催予定でもあったため、生産量を増加していたこともあり、通常ではありえない数量の在庫を抱えていました。

外国人観光客向けの商品ですので、パッケージもいかにもインバウンド向けのデザインです。
こういった尖った商品は一般の販売店では敬遠され、物産展に参加して販売も見込めません。
メーカー様一社のみで物産展を開催することもできるのですが、あまりにも一般受けしない商品であるため、集客が見込めないと判断し断念しました。

今後は生産数の削減で対応が可能ですが、お菓子は賞味期限があるため在庫を繰り越すことができません。
食品は賞味期限が迫っていると在庫処分も困難になるため、一括での処分を決断されました。

買取したお菓子は、メーカー応援フェアを組んで弊社直営小売店(Colors)で消化しました。

■インバウンド向けお菓子
上代:1000円(税別)
商品数量:約18700点
買取単価:70円